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アマゾン カフェイン
カフェイン
覚醒を要求する社会では、カフェインは自然と身の回りに溢れている
特に日本においてこの薬物は、コーヒーや紅茶はもちろん、
清涼飲料水やお菓子、薬なら風邪薬や頭痛薬、吐き気止め
鼻炎用内服液、強心剤、肩こり薬など、いたるところにある
現在、全人類が摂取するカフェインは、一日で50mgを上回るという
確かにカフェインは非常にまじかな薬物ではある
だからといってカフェインを穏やかな薬と思うのは間違いだ
カフェインの効果は、覚醒剤に匹敵するという考えもある
これは、カフェインは、非常に強い薬ということだ
ある程度の量のカフェインを一度に飲めば、激しく脳を駆動する
量を飲めば頭が冴えシャキッと覚醒する
カフェインの脳に対する薬理作用は、よく解明されていない
大脳皮質や延髄を刺激し興奮させるところまでは解明されているが、
その先は諸説があり、どれも説得力に欠ける
その複雑な作用機序は、ひとつのメカニズムでは説明できないとも言われる
カフェインによる人格改造を目指すならば、最低でも1回に400mgは
飲む必要がある
これだけ飲めばどんな人でもばっちり覚醒する
カフェインが覚醒剤と違うのは耐性を生じないことと精神的依存性が
ほぼ無いことが挙げられる
そして、カフェインは、１日に何度も摂取しても、毎日飲んでも
変わらない効き目が得られ、
やめようと思えばいつでもやめられる
これは他の薬にはめったに見られない大きなメリットといえる
カフェインの効き方
カフェインの効き方は、半分覚醒剤に似ている
覚醒剤は、覚醒と爽快感をもたらすが、カフェインは覚醒作用しかない
つまりカフェイン400gを飲んで30ほどすると、カッと目を見開き、
眠気は吹き飛び、目の前の作業に集中し始める
頭は冴えわたり、知覚は敏感になる
また、カフェインは、骨格筋に直接作用し酸素の消費や熱生産を増大させるため、
疲労感が消えて、その状態が3～4時間は続く
そして、作用消失後も、疲労感を残さないというありがたい特性を持っている
ただし爽快感はない
頭は冴えわたるが、決してハッピーにはならない
その分、焦燥感が高まり、さらにには緊張して、いらいらしてくるかもしれない
同じくカフェインは、活動欲求が高まることは無く、精神を落ち着かせる
作用もあるとされる
覚醒剤は、寝ている人を起こす力はあるが、カフェインには起こすほどの力は無く、
寝たままで頭だけ冴えさせるといったところだろうか
それがかえって、ひとつの仕事に没頭させてくれるのかも知れない
カフェインは、落ち着いた覚醒をもたらす薬で何に対しても気がのらず集中できない
タイプの人にはうってつけの薬だ
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